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その②の続きです。
成田駅へ向かう途中、またしても囲護台三和会の山車と遭遇しました。
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人形は嵯峨天皇のようです。
15:28 JR成田駅前にて花崎町の山車を発見
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成田駅前ロータリーにて休憩していました。
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こちらも良い彫刻を持つ江戸型の山車でした。
唐破風を持ち、山車全体が黒く漆塗り?になっているのも格好いいポイントです。
まだ暫く動かないようなので、ここで駅前にある文化芸術センターで開催されている山車人形展を見に行くことにします。
15:42 成田市文化芸術センターにて
関東の山車人形と成田祇園祭展
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ここでこの展示を見たのが大正解でした。
関東各地に存在し、見に行くのも大変な山車人形達がかなり数多く勢ぞろいしていました。大変素晴らしいことです、しかも入場料無料!
また、成田祇園祭初心者に優しい各町のミニチュアと解説書きがありました。
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栃木県栃木市万町二丁目 関羽雲長
明治26年製作 人形師は三代目原舟月
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栃木県栃木市万町三丁目 張飛翼徳
明治26年製作 人形師は三代目原舟月
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物凄い形相です。怖すぎ・・・
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千葉県酒々井町麻賀多神社 小野道風
安政6年製作 人形師は三代目仲秀英
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千葉県市川市春日神社 武内宿禰
明治28年製作 人形師は横山朝之
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こちらも顔をアップで。
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埼玉県本庄市泉町 武内宿禰
明治28年製作 人形師は横山朝之
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群馬県桐生市本町四丁目 素戔嗚尊
明治8年製作 人形師は松本喜三郎
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埼玉県本庄市照若町 桃太郎
明治33年製作 人形師は浪花屋七郎兵衛
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荒川区三河島 稲田姫
江戸末期~明治初期製作 人形師は古川長延
他にも沢山ありましたが、今回はこれ位にしておきます。
本当に良い機会だったので、このような展示会をまたやってくれたらなぁ…と願うばかりです。
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さて、成田祇園祭の展示も色々あります。
特に初心者にはこの一覧と各山車の解説がありがたかったです。
そもそも江戸型山車の存在すら知らなかった私…
「え?江戸はお神輿じゃないん?」から始まり
①何故江戸では山車から神輿に変わったのか
②江戸型山車のからくり機構は江戸城の城門をくぐるため(岸和田型だんじりと似てる!)
③囃子方は下座連と呼ぶ
④成田では江戸囃子と佐原囃子の2種類が聴ける
など、基本的なことを学ぶことが出来ました。
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各町のミニチュアの展示、ミニだんじり同様にやっぱり各地でミニチュアを作る人はいるんですね。どれもとても精巧に出来ていました。
これは今年は曳き出されなかった成田山交道会の山車。
今年だけでしょうか?
16:11 JR成田駅前
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展示を十分に楽しみ、先ほどよりアップデートされた視点になって祭りを見れるようになりましたので、帰りがてらもう一度山車見物をすることにしました。
さっきは人形を収納していた花崎町が鉾も人形も展開していました。
展開の瞬間を見たかったな・・・
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やはり格好いい山車です。明かりも灯って良い感じですね。
16:26 仲之町山車小屋前にて
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さっきの展示で仲之町が現在成田で現役最古の作品と知り、今年のポスターにもなっている神武天皇の人形を見ずに帰る訳にはいかない、と思いやってきました。
しかし残念ながら人形は仕舞われたままでした。
今年は感染対策で集合しなかったようですが、やはり例年のように新勝寺や成田駅前に集合しているタイミングでないとなかなか展開されないようで、こればっかりは心残りとなりました。
参道以外は電線等の障害物が多く、成田の地形と街並みでは、あまり江戸型山車をフル展開出来るタイミングは少ないのかな?それ故の高さを少し抑えてシンプルなからくり機構の成田型が出来たのかな?等と考えていましたが、どうなんでしょう。あまり適当なことを言うと怒られそうなので程々にしておきますが。
16:30 成田山新勝寺に参拝
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来たからには勿論参拝します。先にしろって?すいません(苦笑)
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県内は、どこへ行っても成田山、何かあれば成田山、と一年中成田山新勝寺のことをよく聞きます。
とにかく存在感ある寺院です。
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三重の塔もありました。
16:43 田町山車倉庫にて田町の山車を発見
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さっき見た田町の山車が夜曳行前の休憩に入っていました。
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人形のからくりです。
そういえば田町の人形が展開されている様子は、一度も見ることが出来ませんでした。
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前方の勾欄がとにかく複雑になっています。
段差かつ二重、凄いです。
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ここまで見て、今回の見物を終了することにしました。
沢山見れたのでとても満足しましたが、今年曳き出されなかった山車や見れなかった人形がいくつかありますので、またの機会に再挑戦したいと思います。
三部に渡る長い記事を最後までご覧いただきました皆様。
ありがとうございました。