その①からの続きです。
田町が急坂を登り終え、薬師堂・本部前方向を向いて曳行中です。
ラッパ節を奏でています。
田町の後ろから仲之町が続いてきました。
追いつかれないように少しスピード上げようか、とのことで、掛け声も一層威勢よくなります。
14:05 本部前
本部前に田町がやってきました。
規制線が張られており、かなり観客も多いです。
ここでびっくりしたのがご祝儀の渡し方、家によっては釣り竿でやりとりするんですね。
大阪だと何だか怒られそうな気がしますが…(汗) 昔はやってたりもしたのかな?
祝儀を出したら返礼品はあるようですが、山車が家の前で止まって手打ち、といった文化は無いので、山車はどんどん先へ行ってしまいます。
そう考えると、祝儀の額や町役員のポジション関係なく、祝儀を出せば家の前まで来て、行き過ぎた場合はわざわざ戻って、(地区によりますが)家内安全・商売繁盛の口上を述べてから手打ちをする大阪市内の文化は良いなぁ、と改めて思います。
そうこうしているうちに、後続の仲之町がやってきました。
遠すぎるとご祝儀が渡せないこともあるようです。
人が多すぎて身動きが取れないので、一旦離れてまだ見ていない山車を探しに行きます。
14:25 埴生神社前で囲護台三和会の山車を発見
まだ見れていない山車もだいぶ減りました。
位置情報を元に、埴生神社前で囲護台三和会の山車を見つけました。
少しすると踊りが始まる旨、案内がかかりました。
腰下の組み物に特徴ある山車です。
演奏が始まりました。
境内で踊りが行われています。
山車の上も同様です。
囲護台三和会も見ることが出来たので、そろそろ休憩時間だろうと思い、最初にすれ違ったきりの上町を探しに行くことにしました。
14:41 表参道にて上町の山車を発見
表参道にて、奥からやってくる上町と遭遇しました。
とにかく参加者が多い印象です。
またしても釣り竿?マジックハンド?でご祝儀が出ています。
通過していきました。
追いかけた先で、すぐに転回する態勢となりました。
このように前輪を90度回転させ、方向転換します。
ホイッサー、ホイッサー
その場でくるっと綺麗に回りました。
大変よく小回りが利きますね。
転回してしばらく動かないなと思っていたら、踊りが始まっていました。
赤い扇子が揃って振り上がり、とても良い光景です。
踊りが終わり、自町本部前へと帰ってきました。
拍子木に合わせて一旦停止。
バックで定位置まで据えるようです。
1発で行けよ!と檄が飛びます。
オイッサー!オイッサー!
押せオラ!どうした!と声がかかります。
だんじりのように肩背棒が無いので、側面で押す人は少し大変そうですね。
定位置に据わり、昼の曳行が終了しました。
元々あった彫刻と、後に改修されて追加された彫刻が混じっているようです。
木鼻の唐獅子など年季を感じる凄味がある作品でした。
15:06 上町本部前にて
先ほど見た囲護台三和会の山車が上町までやってきました。
さっきは見れなかった人形を出して曳行しています。
山車が目の前を交差する時は拍手で迎えます。
向こうには仲之町の山車、すれ違いです。
すれ違いを終えた仲之町がこちらへ向かってきます。
仲之町の人形は変わらず鉾に仕舞われたままのようです。
あとは花崎町が見れていないので、成田駅方面へと向かうことにしました。
その③へ続く