大東市北條神社 北條中之町地車

皆さんこんにちは。

今回は先日紹介しました城東連合春祭りと同じ日に開催された『大東だんじりフェスティバル』にて見物した地車のご紹介です。
大東だんじりフェスティバルは今年で2回目のまだまだ始まりたてのイベントですが、見物客も多く、来年以降も是非開催を継続してほしいイベントです。

今回の目玉は告知のポスターにも大きく書かれていた通り、今年初参加となった日本最大級巨大だんじりである北條中之町地車。
まだ見たことが無い地車が出るとあって、喜んで見物に出かけました。

大東市北條神社 北條中之町地車

◆地域詳細
宮入:北條神社
小屋所在地:北条交番前交差点を東に進み、北条神社へ向かう途中

◆地車詳細
形式:北河内讃良型
製造年:1879年(明治12年)
購入年:1915年(大正4年)
大工:木本与三郎
彫刻:小松源助
歴史:北條中之町→江ノ口南→北條中之町

 参考) 製造年・購入年・大工・歴史について
 山車・だんじり悉皆調査 http://www5a.biglobe.ne.jp/~iwanee/ 

姿見

左が前方、右が後方

流石日本最大級の地車、まずはその大きさに圧倒されます。
高さは5.35mもあり、カメラに収めるのも一苦労です。

側面より

彫刻は屋根周りがメインで、その他はあっさりとしています。

斜め前より

乗車されている方と比べると、地車の大きさが一目瞭然かと思います。

破風

北河内型はその大きさに釣り合うよう、破風も重厚です。
金具は少なめで、付近の彫刻が主役です。

鬼板

上から
大屋根前方:『獅子噛』
大屋根後方: 『獅子噛』
小屋根: 『獅子噛』

彫りの深い獅子噛がこちらを見下ろしています。

懸魚

大屋根前方
懸魚:『鳳凰』
桁隠し:『朱雀』

小屋根
懸魚:『猿に鷲』
桁隠し:『朱雀』

獣の羽や尾の表現が非常にたくましく、強い目力に圧倒されます。

車板

大屋根前方:『宝珠を掴む青龍』

車板の枠から溢れるように巨大な龍が彫刻されています。

小屋根:『牡丹に唐獅子』

手前に大きくはみ出して彫刻されています。
北河内型では前の車板は龍・後ろの車板は唐獅子が定番の組み合わせでしょうか。

側面車板

右面大屋根側:『麒麟』

右面小屋根側:『牡丹に唐獅子』

左面大屋根側:『麒麟』

左面小屋根側:『牡丹に唐獅子』

大屋根側は麒麟、小屋根側は唐獅子で統一されているようです。

木鼻

上が右面、下が左面。
木鼻:『唐獅子・獏』

それぞれの木鼻の上に千鳥・ 梟・木菟 ・牡丹の彫刻が施され、木鼻~枡組にかけての空白感を生み出さないよう、工夫が施されています。

飛獅子

飛獅子の彫刻が施され、屋根間の段差の空白を埋めています。

花台

花台:『唐獅子』

水引幕

右面:『天王寺の戦い 真田幸村』

左面:『 天王寺の戦い  徳川家康』

脇障子

脇障子:『松に鷹・牡丹に朱雀』

脇障子も獣の彫刻で、人物は一切彫刻されていません。

間仕切り

間仕切り:『鳳凰』

幕を少ししか撮れませんでしたが、幕の両隣りには彫刻もありました。

幕式三枚板

正面:『秀吉本陣佐久間の乱入』

右面:『?』

左面:『加藤清正』

勾欄・縁葛

勾欄合・縁葛に彫刻はありません。

勾欄持ち

勾欄持ちの組み物がつきます。

土呂幕

前方:『波濤に千鳥』
幕:『竹に虎』

この幕の奥には太鼓等が積まれ、囃子方のスペースとなっています。

後方:『波濤』
幕:『竹に虎』

後方は千鳥がいませんでした。

側面土呂幕:『菱格子』

側面に彫刻はありません。

台木

台木に彫刻はありません。
2枚ホゾで、猫木は前後別。芯金は外部からは見えない仕様です。

金具

①破風中央:『左三つ巴紋』
②破風端:『唐草模様』
③勾欄親柱:『唐草模様』
④縁葛:『菊紋』
⑤台木:『中之町』の文字

阪府小松源助作、と刻まれています。

いかがでしたでしょうか。

実はお恥ずかしながら、私は北河内型についてはそれほど多く見物できておらず、小松の彫刻に関してはかなり知識が弱いです…
写真等で見て北河内型の彫刻の素晴らしさは知っているのですが、やはり実物を見ないことには何の意味もありません。
今回北條中之町の地車を見に行ったのはそれを払拭するため、と言う理由でもありました。

これを機会に今年の秋こそは北河内の地に足を運び、北河内型について色々勉強したいところです。

最後までご閲覧いただき、ありがとうございました。

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