大阪市旭区大宮神社 中宮地車(先代)

皆さんこんにちは。
今回ご紹介致しますのは旭区中宮の地車です。

中宮は平成24年夏に23年ぶりの曳行復活を果たしました。
昔はこの付近にも地車が多く存在していたようですが、今となっては大宮神社に宮入するのは内代と中宮の2台だけ…しかし、平成24年秋には生江と内代の合同宮入が実現!
中宮の復活と生江の宮入…平成24年はこの地域にとって2つの大きな出来事があった年でした。

少し離れた地域での話にもなりますが、守口市瀧井から新森若葉会へ地車が嫁いだことで曳行が復活したようで…旭区の今後の地車文化の発展に期待です。

大阪市旭区大宮神社 中宮地車

◆地域詳細
宮入:大宮神社
住所:旭区大宮3-1-37
歴史:以前は中村と呼ばれていたが、大正14年の大阪市編入の際に大宮八幡宮の宮の字を採って中宮とした。

◆地車詳細
形式:大阪型
製造年:不明
大工:不明
彫刻:不明
姿見

左が前方、右が後方

簡易ではありますが、しっかりと大阪型地車の形をしています。

側面より

控えめな高さに比べて、長さは一般の地車と変わらない程長くつくられています。

斜め前より

斜め後ろより

後方にはパイプで作ったはしごがあります。

鬼板

上から
大屋根前方
大屋根後方
小屋根

シンプルなもの。
大屋根後方の鬼板には中宮の文字が書いてありました。

大屋根前方鬼板の裏側

製作者不明の地車だけに敏感になって見学していると、鬼板の裏側に人の名前が刻んでありました。
会長様にお伺いしたところ、近くの工務店で作ってもらったとのことでした。

破風

葺地は左右の板を中央で合わせて作ってあります。

懸魚

上から
大屋根前方:『雲海』
小屋根:『雲海』

この地車にある数少ないプロ仕事の彫刻です。

屋根周り金具

破風中央:丸に『中』
破風傾斜部:『唐草模様』

破風端:『中宮』の文字
垂木:『中』の文字

車内

大屋根下にはしっかりと天蓋が設けられていました。

三枚板

三枚板は格子です。

勾欄付近

金メッキの擬宝珠があります。
架木には唐草模様。

勾欄合

勾欄合は全部で24箇所ありました。

肩背棒周辺

先には綺麗な金の金具で中・宮の文字がありました。

貫腕は交換されたようです。

台木付近

上から
前方妻台
斜め前方より
後方妻台

前後に引き綱環がありました。 後ろはどんなときに使うんでしょう?

台木の端がかなり斜めに切られているのは大宮神社の坂を上れるようにするためか。

芯金

大きな鋼管が使用されています。

小屋紹介

最後に、小屋も見学させて頂きました。

上に吊るされていた太鼓には昭和9年張り替えの文字が書いてありました。

地車囃子

中宮のお囃子は常に小学生くらいの子供達が担当していますが、素晴らしいリズム感で大変上手です!
中宮を訪れた際には子供達のお囃子にも注目ですね。

いかがでしたでしょうか?

一度祭礼を絶やしてしまうと大変な文化の継承ですが、中宮の子供達の上手なお囃子を聴いているとホッと一安心しました。
今後も益々、中宮の地車文化が発展していくことでしょう。

お声かけ頂きました会長様、保存会の皆様…お茶までご用意して頂きまして、有難うございました。

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