書籍紹介 若林公平 著 『摂河泉のだんじりーその現在、変遷、起源ー』

皆様こんにちは。

今回は私が度々連絡を取らさせていただいておりました若林さまが書籍をご出版されましたので、是非皆様にもご紹介させていただきたいと思います。

タイトルは『摂河泉のだんじりーその現在、変遷、起源ー』
と言うことで、だんじりの起源・成り立ちに迫った内容になっております。

(第一部)摂河泉の今日のだんじり祭・地車
(第二部)だんじり祭・地車の今日に至る様々な変遷
(第三部)だんじりの起源
の三部で構成されており、非常に濃厚な内容が300ページ弱に分かりやすくまとめられています。

第一部では、まず現在のだんじり祭について知るところから始まります。
ここでは山車・だんじり悉皆調査等の情報をもとに表計算ソフトで作成された”全地車リスト”を用いて、形式別、製作年別、分布状況などを数字で具体的に示されています。

第二部では、明治期以降のだんじり祭の移り変わりや、岸和田型地車の開発を取り上げ、何故地車と書くのか、上地車の獅噛はいつから生まれたのか、といった問いに迫ります。
江戸の山車・屋台との比較も行っており、非常に広範囲からアプローチを試みておられます。

第三部では、いよいよだんじりの起源に迫ります。
大阪三郷をはじめ、杭全、堺、河内など各地の最古の記録について言及し、史実や残っている絵画をもとに、初出のだんじりがどのようなものであったかを解いていきます。

私自身の読み終えた感想としましては…まず一番に、だんじりの起源や変遷についてここまで深く探求し、調査されているのは本当に凄い!ということです。
そして、深い内容の話をしているにも関わらず、カラーページやカラー写真が驚くほど豊富なので、何を示しているのかがよく分かり、とても読みやすくまとめられています。

また、書籍内では私のサイトのことも多数取り上げていただいていまして…感謝してもしきれません。
まだまだ知識が浅い私ですが、しっかり地車1台1台と向き合って記事を書く活動はこれからも続けて行きたいと、改めて強く思いました。

書籍の購入は
①泉大津の中央商店街にある谷大雅堂書店
もしくは
②若林様のアドレス(kohei.wakabayashi2@gmail.com)にて申し込み(送料別)
の2通りとなっており、定価は税込み3000円です。

非常に興味深い内容で、読みやすく分かりやすい、素晴らしい教科書になること間違いありません。是非皆様にもオススメしたい書籍です。

お手元に1冊いかがでしょうか?

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