今年も行ってきました!佐原の大祭夏祭り 2025 ①中日編

15:12 成田線佐原駅に到着

今回は電車で佐原へ。

成田線に揺られて暫く・・・佐原駅に到着しました。
今日は16:30に寺宿通りに全ての幣台(やだい)が集まり、17:50から通し砂切とのの字廻しが行われますので、それに間に合うように来ました。

祭りの時ならではの賑わいで、改札ではうちわが配られています。

小野川沿いも賑わっています。

山村会館前・寺宿通りに到着しました。
幣台が整列しており、圧巻です。

通し砂切までまだ1時間以上時間がありますので、幣台をじっくり見ることにします。

今回目的の1台が寺宿区。

以前来た時の夏祭りでは雨のためカッパを着てしまい、じっくり見ることが出来ませんでした。

飾り物は『金時山姥』

飾り物の人形は1人であることが多い中、2人と熊1匹。素晴らしい表情の作品で、大変よく目立ちます。

蕨手から方立含め、こんなにも龍尽くしだとは思っていませんでした。
とても格好いいですね。

これほど良い彫刻と良い人形を持っていたとは知らず、寺宿区の幣台がとても好きになりました。

場所が変わりこちらは浜宿区の幣台。

この時間帯は昼の飾りから夜の飾りに変更する時間帯でもありますので、普段は天幕に隠れてよく見えない大天の彫刻もよく見ることが出来ます。

続いて舩戸区の幣台。

こちらは彫刻で金太郎が登場しています。

こちらは上仲町区。
他と異なり、斗供が多く使われた建築的な要素が強い幣台ですが、大天側の斗供を初めてしっかりと見ることが出来ました。

さて、そうこうしているうちに通し砂切の時間が近づいてきました。
あまりギリギリに移動しても身動きが取れなくなりますので、早めに先頭の本川岸区のところへ行くことにしました。

17:50 通し砂切開始

17:50丁度、年番本川岸区を先頭に通し砂切が始まりました。

砂切(さんぎり)は主に幣台が出発する時・帰ってきた時に演奏される曲(基本朝・夜、途中休憩では演奏されない)で、簡単に聴くことは出来ません。
通し砂切はこの『砂切』の曲を、次に並んでいる幣台へ順番にリレーのように演奏していくことを指し、3日間開催されるお祭りの中で1回きりしか行われません。

佐原囃子には様々な流派がありますので、それぞれの違いを聴き比べることが出来る貴重な機会となります。
また、演奏中に周りで提灯を掲げるのは、現代のような照明が無かった頃、大事な『砂切』の演奏を失敗しないように明るく照らしていた名残、と教えていただいたことがあります。

全ての砂切の演奏を聴き終え、急いで元の山村会館前へと戻ります。

最初の方で砂切の演奏を終えた本川岸区と八日市場区は既にのの字廻しを終了していましたが、何とか浜宿区には間に合いました。

のの字廻しは曲曳きと言われる特別な曳き方の一つで、右前輪を軸に同じ場所で重たい幣台を連続で回転し続けることを指します。
軸をブレさせないこと、回転を途中で止めないことが重要で、非常に難易度の高い技となっています。

のの字廻しも高頻度で行われるものではなく(昼・夜1回ずつ位?)、非常に迫力がありますので、佐原の大祭で最も注目されるポイントの一つとなっています。

18:02 浜宿区が山村会館前でのの字廻し

浜宿区は与倉芸座連さんのリズミカルで大太鼓の響きが心地よい演奏と共にのの字廻しを行います。

寺宿区は飾り物と同じ、『金太郎』の曲がのの字廻しの最中にも演奏され、大盛り上がりとなります。

個性が良く表れていて、とても見ごたえがあります。

田宿区は他町とは異なり、廻しはじめに演奏される笛一丁での『ひしぎ』の演奏が非常に長いです。

また、他町のように早いテンポの曲を演奏するのではなく、ゆっくりと演奏される『猫じゃ』の1曲のみで優雅にのの字廻しを行うのが例年の特徴なのですが、今年は途中でアップテンポの『鬼節』を挟んでから、再びしれっと『猫じゃ』に戻す面白い演奏が行われました。

仁井宿区は『廻し込み』と呼ばれる、前進の動きから一旦幣台を止めることなくいきなり回転の動きに変える技を最初に見せてくれました。

また、梃子も軸となる車輪の側のみを残して反対側は完全に抜いており、回転スピードが速めにも関わらず一切バランスを崩さない、技術が高いのの字廻しを披露してくれました。

舩戸区は源囃子連中の心地の良い鉦の音が特徴で、こちらも非常に華やかなのの字廻しが披露されました。

下仲町区は飾り物と同じ『菅公』の曲を演奏しながらのの字廻し会場へ入っていきます、これがまた格好良いんですよね。

生人形師、安本亀八作の人形が地上を見つめながら、能を舞うようにゆっくりと回転する様は見事なものです。

上仲町区も仁井宿区と同じように『廻し込み』で、勢いよくのの字廻しを開始するのが例年の特徴となっています。

上仲町区に乗演されている東関戸連中さんは、最初に演奏されるひしぎを短く切り上げ、相馬~大八木~大杉あんば~八木節くずし~鬼節~相馬と、とにかくアップテンポな曲を次々と繰り出して演奏するのが特徴で、若衆の盛り上がりも相まって、非常に元気なのの字廻しを披露してくれます。

最後の荒久区は最初はゆっくりと廻すのですが、ひしぎから鬼節に変わった瞬間、他町とは一味異なる高速回転を見せてくれるのが最近の特徴です。
野田芸座連さんの高音が際立つ演奏も相まって、非常に軽快なのの字廻しが行われました。

これで10台全ての、のの字廻しが終わりました。
のの字廻しを終えた幣台は皆、小野川方面へと進んでいきましたので、小野川方面へ私も見に行くことにします。

19:38 小野川沿いにて

小野川では沢山の幣台がライトアップされた川沿いを曳き廻していました。

川と古い町並みだけでも素晴らしいのですが、それに幣台も加わった最高の風景が見れるのは祭りの時だけの特別なものです。

水面に幣台が映り、とても風情があります。

特に八日市場区の鯉は泳いでいるかのよう。

夜なので動いている幣台を撮るのが難しいですが、光の加減を調節して何とかいい感じに撮れました。

華やかな小野川沿いの曳き廻しを動画でもどうぞ。

小野川を南下して忠敬橋へ八日市場区の幣台が入ってきました。

ガタガタガタと、駒から伝わる振動を響かせながら方向転換するのも味わい深いです。

右折していきました。

私は再び小野川沿いへ。

八日市場区に続いて、本川岸区がいました。

鈴を鳴らしながら、おかめさんが川沿いを行きます。

これもまた良いんですよね。

忠敬橋にて、お気に入りの風景とおかめさんの幣台を一緒におさめることが出来ました。

明日も見物予定なので、この日はこれくらいにして、宿へ戻ることにしました。
~②楽日編へと続く~

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