大阪市淀川区塚本神社 塚本地車

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※Yahoo!ブログより移行した記事のため、画像が小さくなっております。あらかじめご了承願います。

大阪市淀川区塚本神社 塚本地車

◆地域詳細
宮入:塚本神社
小屋所在地:神社境内

◆地車詳細
形式:板勾欄出人形住吉型
製造年:明治初期
購入年:昭和41年7月
大工:不明
彫刻:彫又一門
歴史:?→梶内だんじり店→淀川区塚本

◆歴代塚本地車
・先々代(初代?):明治中期には地車を所有。昭和22年の空襲で焼失した。
・先代(2代目?):昭和23年製、地元の大工、北野伊之助氏製作の町内地車。5年間曳行された。
・現地車(3代目?):昭和41年7月購入。

参考)歴代塚本地車について
社団法人大阪観光協会「大阪のだんじり」

姿見

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前方より

梶内だんじり店時代に改修を受けたのでしょうか?板勾欄や柱巻きが撤廃され、擬宝珠勾欄型に改造されています。
板勾欄型は桁隠しが付かないものが多いですが、オリジナルから存在しているのが特徴です。

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側面より

現在は小屋にずっとおさめられており、手前に舞台が設けられています。

枡組・車板

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車板:『雲海』
手がかりの一つでもある神額のようなものはありませんでした。

枡組がかなり重厚なのが特徴で、枡合に不自然な箇所がないことから、オリジナルでこの枡組であったと考えられます。
堺方面での製作でしょうか。

鬼板

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上から
大屋根前方:『青龍』
大屋根後方:『獅子噛』
小屋根:『獅子噛』

鬼板の青龍の意匠は住吉大佐の板勾欄型でもよく見かけます。

懸魚・桁隠し

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大屋根前方
懸魚:『鳳凰』
桁隠し:『鷲・鶯』

貴重なオリジナルです。
桁隠しの意匠は大変凝っており、力作であることが伺えます。

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小屋根
懸魚:『鷲』
桁隠し:『鶴・?』

後方にも桁隠しがつきます。

枡合・虹梁

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大屋根前方
枡合:『牡丹に唐獅子』
虹梁:『龍』

構造用虹梁と彫刻用虹梁の二重虹梁に構成になっています。

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小屋根
車板『雲海』
枡合『牡丹に唐獅子』

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右面
大屋根枡合:『牡丹に唐獅子』
大屋根虹梁:『青龍』
小屋根枡合:『唐獅子』

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左面
大屋根枡合:『牡丹に唐獅子』
大屋根虹梁:『青龍』
小屋根枡合:『牡丹に唐獅子』

妻側・平側共に枡合は唐獅子・虹梁は青龍で統一されています。

木鼻

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木鼻:『阿吽の唐獅子』

大きめのサイズで彫刻されています。

脇障子

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脇障子:『武者』

枠等無しの武者単体の彫刻です。
この辺りも住吉方面で作られる地車とデザインが異なり、堺方面での製作だろうと思われる点の一つです。

車内枡合・間仕切り

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車内枡合:『牡丹』
間仕切り:『牡丹に唐獅子』

間仕切りの題材は唐獅子ですが、右には龍の顔がついています。

角障子

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角障子:『松』

三枚板

※正面は取り外されているため、無し。

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右面:『?』

色々なパーツが継ぎはぎになっているので、よく分かりません。

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左面:『大巳貴命大鷲退治』

大変良い状態で残っています。

勾欄まわり

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縁葛:『山水草木』
貫腕:部材の色が変わっているので、交換されたものかもしれません。
住吉大佐や住吉大源の地車につけられている模様とは明らかに異なります。

持送り

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持送り:『山水草木』

土呂幕

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前方:『山水草木』
平側土呂幕:『武者』
下勾欄:『波濤』

後方は荷物が積まれていたので撮れず。
銘が無いか探しましたが、見当たりませんでした。

足回り要所

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①飴棒:ねじり金物ではありませんでした
②肩背棒先
③下勾欄の差込口:下勾欄の外側に更に擬宝珠の下勾欄がついていたのではないかと思われるつくりをしています。
④車軸:金属製に変更されています。
⑤右面台木:『波濤』
⑥左面台木:『波濤』 これまで住吉大佐の関与を否定していましたが、台木の波模様は住吉大佐のものです。
⑦妻台:曳き綱環はありません。
⑧妻台:梃子穴が残っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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